【WING VOICE】Vol.18 100万円で買える“本格時計”はどこまで減った?2026年版おすすめ5本
高級時計、本当に高くなりましたよね。
少し前まで100万円以内で選べたモデルが、気が付けば120万円、150万円。最近では200万円を超える時計も珍しくなくなりました。
実際、2026年9月にもIWCやBell&Rossで価格改定があり、Bell&RossのBR-X3は99万円台から100万円を超え、IWCのインヂュニアも200万円を超える価格帯になっています。
→ 【WING VOICE】Vol.8 IWCとBell&Rossの価格改定を見る
そこで今回は、
「今、100万円以内で本当に満足できる機械式時計は何があるのか?」
という目線で、WING取扱ブランドの中から5本選んでみました。
単純に価格が安い時計ではなく、ムーブメント、歴史、仕上げ、ブランドとしての背景まで含めて、個人的に「この価格ならかなりいい」と思えるモデルです。
※価格は2026年9月時点。今後変更される場合があります。
まずは5本を一覧で
| ブランド | モデル | 価格(税込) | ムーブメント | パワーリザーブ |
|---|---|---|---|---|
| IWC | パイロット・ウォッチ・マーク XX IW328201 | ¥975,700 | 自動巻き Cal.32111 | 約120時間 |
| Grand Seiko | SBGW301 | ¥671,000 | 手巻き Cal.9S64 | 約72時間 |
| Bell&Ross | BR-03 Skeleton Steel | ¥869,000 | 自動巻き | 約54時間 |
| BAUME & MERCIER | Clifton Baumatic 10793 | ¥554,400 | 自動巻き Baumatic | 約120時間 |
| RAYMOND WEIL | Freelancer Complete Calendar 2766-PC5-64001 | ¥693,000 | 自動巻き Cal.RW3281 | 約56時間 |
こうして並べると、まだ100万円以内にもかなり面白い時計があります。
ただ、以前に比べると「100万円」というラインの意味はかなり変わってきました。

① IWC パイロット・ウォッチ・マーク XX
¥975,700(税込)
最初は、今回一番100万円に近い一本。
IWCの[パイロット・ウォッチ・マーク XX]です。
今回の5本の中では価格が一番高いですが、
「100万円以内でIWCを買う」
という意味では、かなり象徴的な時計だと思います。
2026年9月の価格改定後でも、カーフストラップ仕様のIW328201は¥975,700。つまり、本当にギリギリですがまだ100万円以内に残っています。
スペック
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ケース径 | 40mm |
| ケース素材 | ステンレススティール |
| ムーブメント | IWC自社製 Cal.32111 |
| 駆動方式 | 自動巻き |
| パワーリザーブ | 約120時間 |
| 防水 | 10気圧 |
| 機能 | 時・分・秒・日付 |
約5日間のパワーリザーブ、100m防水、40mmという使いやすいサイズに、IWCのパイロットウォッチとしての歴史まで含めると、かなり完成度が高いです。
個人的には、
「初めて100万円クラスの時計を買うなら?」
と聞かれた時、今でもかなり有力な候補だと思います。
② Grand Seiko SBGW301
¥671,000(税込)
次はグランドセイコー。
今回あえてスプリングドライブではなく、手巻きの[SBGW301]を選びました。

37.3mmという少し小ぶりなケースに、アイボリー系のダイヤル、ボックス型サファイアガラス。
見た目はかなりシンプルですが、実物を見るとケースの磨きやインデックス、針の仕上げが本当に綺麗です。
スペック
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ケース径 | 37.3mm |
| ケース素材 | ステンレススティール |
| ムーブメント | Cal.9S64 |
| 駆動方式 | 手巻き |
| パワーリザーブ | 約72時間 |
| 防水 | 日常生活用防水 |
| 裏ぶた | シースルーバック |
グランドセイコー公式価格は¥671,000で、9S64は約72時間のパワーリザーブを備えています。
最近は大型化、高機能化した時計も多いですが、
時刻を見るためだけの手巻き時計を、丁寧に作る。
こういう時計が70万円を切る価格帯にあるのは、改めて考えると結構すごいと思います。
派手さより、長く使える一本が欲しい方にはかなりおすすめです。
③ Bell&Ross BR-03 Skeleton Steel
¥869,000(税込)
Bell&Rossから選ぶなら、普通のBR-03ではなく、個人的にはこのスケルトン。

2026年9月の価格改定で¥847,000から**¥869,000**になりましたが、それでも100万円以内です。
スペック
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ケース径 | 41mm |
| ケース素材 | ステンレススティール |
| ムーブメント | 自動巻き |
| パワーリザーブ | 約54時間 |
| 防水 | 100m |
| 文字盤 | スケルトン |
| ストラップ | ラバー+付替えストラップ |
四角いケースというだけでも十分個性的なのに、そこへスケルトン。
でも派手すぎない。
このバランスがすごくいいです。
Bell&RossもBR-X3やBR-X5になると100万円を超えるモデルが増えてきました。
そう考えると、
80万円台でここまでBell&Rossらしい時計が買えるBR-03は、今かなり面白いポジション
だと思います。
→ WING|BR-03 Skeleton Steelを見る
④ BAUME & MERCIER Clifton Baumatic 10793
¥554,400(税込)
これ、改めて見るとかなりいいです。

1830年創業のスイスブランド、ボーム&メルシエ。
39mmのクラシックなケースに、ボーマティック自動巻きムーブメントを搭載し、パワーリザーブはなんと約120時間。
スペック
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ケース径 | 39mm |
| ケース厚 | 11.2mm |
| ケース素材 | ステンレススティール |
| ムーブメント | Baumatic 自動巻き |
| パワーリザーブ | 約120時間 |
| 防水 | 50m |
| ブレスレット | ステンレススティール |
それで価格が**¥554,400**です。
これ、かなり強いと思います。
最近だと50万円台というと、ブランドによってはエントリーモデルの価格帯になっていますが、クリフトンはちゃんとブランドの中核ムーブメントが入っている。
しかも約5日間動く。
個人的には、
「ブランドロゴより時計の中身を重視したい」という方には、一度見てほしい一本
です。
→ WING|Clifton Baumatic 10793を見る
⑤ RAYMOND WEIL Freelancer Complete Calendar
¥693,000(税込)
最後は、WINGイオンモール白山店で新しく取り扱いが始まるRAYMOND WEIL〖レイモンド ウェイル〗。
その中でも個人的に気になるのが、
Freelancer Complete Calendar
です。

月、曜日、日付、そしてムーンフェイズ。
昔ながらの機械式時計らしい複雑機構を40mmのケースにまとめています。
スペック
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ケース径 | 40mm |
| ケース厚 | 10.15mm |
| ケース素材 | ステンレススティール |
| ムーブメント | 自動巻き Cal.RW3281 |
| パワーリザーブ | 約56時間 |
| 機能 | 月・曜日・日付・ムーンフェイズ |
| 風防 | サファイアクリスタル |
そして価格は**¥693,000**。
コンプリートカレンダーで70万円を切ります。
最近の時計価格を見ていると、
「その機能でこの価格?」
と逆の意味で少し驚きます。
ケースバックから見えるCal.RW3281には、W字型ローターやペルラージュ、コート・ド・ジュネーブなどの仕上げも入っています。
新しくWINGで扱うブランドだからというのを抜きにしても、かなり面白い一本だと思います。
100万円以下でも、本格時計はまだある
こうして5本並べてみると、
「100万円以下では、もういい時計が買えない」
というわけではありません。
ただ、選び方は少し変わってきたと思います。
以前なら100万円あれば、かなり多くの有名ブランドから選べました。
でも今は、人気ブランドの主力モデルが100万円を超え、200万円に近づく時計も増えています。
だからこそ、
ブランド名だけを見るのではなく、
ムーブメントを見る。
仕上げを見る。
歴史を見る。
そして、自分が何を時計に求めるのかを考える。
これが以前より重要になっている気がします。
個人的に1本選ぶなら?
かなり迷います。
ブランド力や万能性ならIWC マーク XX。
時計としての仕上げならGrand Seiko SBGW301。
個性ならBell&Ross BR-03 Skeleton Steel。
コストパフォーマンスならClifton Baumatic。
複雑機構を楽しむならRAYMOND WEIL Freelancer Complete Calendar。
この5本は全部方向性が違うので、
「100万円以内ならこれが最強」
という答えはないと思います。
むしろ、この価格帯だからこそ面白い。
100万円という同じ予算でも、選ぶ時計によってその人の好みがかなり出ます。

100万円の使い方、ぜひ店頭で比べてみてください
時計の価格が上がった今でも、100万円あればかなり面白い選択肢があります。
そして今回の5本は、写真だけで見るより実物で比較した方が絶対に面白い。
IWCの道具感。
グランドセイコーの仕上げ。
Bell&Rossのデザイン。
ボーム&メルシエの質感。
レイモンド ウェイルの複雑機構。
同じ100万円以内でも、全部違います。
ぜひWING店頭で実際に腕に乗せて、
「自分ならこの100万円をどこに使うか」
比べてみてください。
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