【WING VOICE】Vol.14 金無垢時計は今買うべき?金価格高騰の今、ゴールドウォッチを選ぶ理由
金価格が大きく上昇している今、
「金無垢時計は今買うべきなのか?」
そんなことを考える方も増えているのではないでしょうか。
もちろん、ゴールドウォッチを買えば必ず値上がりする、という単純な話ではありません。
ただ、18Kゴールドそのものの素材価値、金の希少性、そしてここ数年の時計価格の動きを考えると、「いつかは金無垢時計を」と思っている方にとって、今は一度しっかり考えてみてもいいタイミングだと思います。
今回は最近の金価格の上昇を見ながら、時計専門店の目線で、
なぜ今、ゴールドウォッチが気になるのか。
少し考えてみたいと思います。

金価格はいま、どれくらい上がっている?
2026年、金は1g=25,000円を超える水準へ
まず現在の金価格を見てみます。
田中貴金属が2026年8月20日に公表した金の店頭小売価格は、
1g=25,427円(税込)。
ちなみにWINGでは2025年6月にも「金(18K)時計を着ける理由」という記事を書いていますが、その当時の記事では24金が1g約16,000円前後と紹介していました。
1年少し前の記事と比べても、かなり景色が変わっています。
時計を見ていて、
「最近、金無垢モデル高くなったな。」
と感じている方も多いと思いますが、その背景には時計ブランドの価格改定だけでなく、素材そのものの価格上昇もあります。

なぜ金価格はここまで上がっているのか
世界の中央銀行も金を買っています
金価格が上昇している理由は一つではありません。
インフレや金利、為替、地政学的な不安など、さまざまな要因があります。
その中でも最近注目されているのが、各国の中央銀行による金の購入です。
World Gold Councilが2026年6月に発表した調査では、89%の中央銀行担当者が今後12カ月で世界の中央銀行による金保有量がさらに増えると予想し、45%は自らの中央銀行でも金保有を増やす予定と回答しています。
つまり金は今、個人投資家だけではなく、国レベルでも改めて重要な資産として見られているということです。
金は値段が上がっても、急には増やせない
そしてもう一つが供給です。
金価格が高くなったからといって、すぐに金の生産量を倍にできるわけではありません。
新しい金鉱を見つけ、許認可を取り、設備を整え、実際に生産を始めるまでにはかなり長い時間が必要になります。
よく「金は希少だから価値がある」と言いますが、価格がここまで動いてくると、その意味を改めて感じますね。
金価格が上がると、金無垢時計も値上がりする?
必ず連動するわけではありません
ここは大事なところです。
金価格が上がったからといって、
金無垢時計の中古価格が同じ割合で上がるわけではありません。
時計の価値は、ブランド、モデル、人気、状態、生産本数、ムーブメントなど、多くの要素で決まります。
さらに時計で一般的に使われる18Kゴールドは純金ではなく、金の含有率が75%の合金です。
ですので、
「金価格が上がっているから、金無垢時計を買えば儲かる」
という考え方は少し違います。
個人的には、ゴールドウォッチを投資商品として考えるより、
素材そのものにも価値がある時計
くらいに考える方が自然だと思います。
それでも今、金無垢時計を買う理由
理由① 素材そのものに価値がある
ステンレス。
チタン。
セラミック。
カーボン。
今の時計には本当に多くの素材が使われています。
どれも素晴らしい素材ですが、ゴールドには昔から世界共通で認められてきた価値があります。
時計として使えなくなったとしても、金は金です。
もちろん時計を溶かして売ることを前提に買うわけではありませんが、
時計そのものの価値に加えて、素材にも価値がある。
これはゴールドウォッチならではです。
理由② 同じ仕様を将来も同じ価格で作れるとは限らない
最近のゴールドウォッチを見ていて、個人的に一番気になるのがここです。
金価格が今後どうなるかは誰にも分かりません。
下がることも当然あります。
ただ、原材料価格が以前より大きく上がっている以上、メーカー側にとって金無垢時計を作るコストが上がるのは自然なことです。
今後さらに価格が上がれば、
価格を改定する。
金を使う量を減らす。
ゴールドモデルのラインナップを絞る。
そういった判断が出てきても不思議ではありません。
今店頭にある時計を見ながら、
「数年後、この時計を同じ仕様、同じ価格帯で作れるのかな?」
と思うことがあります。

理由③ 金無垢ならではの重さを楽しめる
これはスペック表ではなかなか伝わらない部分です。
金無垢時計を初めて持った方がよく言われるのが、
「重っ。」
という言葉。
でも、そのあと腕に着けると、
「この重さ、いいね。」
に変わったりします。
最近はチタンやカーボンなど、軽いことが価値になる時計も増えています。
だからこそ逆に、ゴールドウォッチのズシッとした重量感は、ものすごく贅沢に感じます。
金価格がここまで上がった今だと、
その重さまで価値に感じてしまう。
ちょっと不思議ですよね。
金無垢時計に資産価値はある?
「金」と「時計」の価値は分けて考える
「金無垢時計って資産になりますか?」
これは店頭でも聞かれることがあります。
答えとしては、
素材としての金には価値がありますが、時計としての価格は金相場だけでは決まりません。
中古市場で高い評価を受ける時計もあれば、購入価格より中古価格が下がる時計も当然あります。
ですので、金無垢時計を「投資」として買うより、
自分で何年も楽しみながら、素材にも一定の価値が残る時計
と考える方がいいと思います。
金地金なら基本的には金庫に入れて保管します。
でもゴールドウォッチなら、
仕事に着けていける。
食事にも着けていける。
旅行にも連れていける。
人生の節目にも使える。
そして何十年後には、子どもに渡すこともできます。
金と時計。
両方の面白さを楽しめるところが、金無垢時計の一番大きな魅力なのかもしれません。
「いつか金無垢を」と思っているなら
その「いつか」を少し考えてもいいかもしれません
時計好きのお客様と話していると、
「いつかは金無垢を一本欲しい。」
という言葉をよく聞きます。
すごく分かります。
最初はステンレスの時計。
次に違うブランド。
クロノグラフ。
GMT。
いろいろな時計を楽しんでいくうちに、最後に気になってくるのがゴールドだったりします。
でも今、その「いつか」を少し考えてみてもいい状況になってきました。
未来の金価格は分かりません。
だから、
「今買えば絶対得です。」
とは言えません。
ただ、2025年にWINGで金時計の記事を書いた時と比べても、金価格はすでに大きく変わっています。
もし欲しい金無垢時計が決まっていて、
「いつか買おう。」
と思っているのであれば、少なくとも今の価格や実物を一度確認しておく価値はあると思います。
WINGで実際に見てほしいゴールドウォッチ

IWCの18Kレッドゴールド
WINGでは、IWCのポルトギーゼやポートフィノなど、18Kレッドゴールドを採用したモデルも紹介してきました。
特にIWCの金無垢時計は、派手さよりも落ち着いた高級感が魅力です。
スーツに合わせても嫌味がなく、
「金時計はちょっと派手かな。」
と思っている方にも、一度腕に乗せていただきたい時計です。

ボーム&メルシエの金無垢時計
ボーム&メルシエのクリフトンも、金無垢時計の面白い選択肢です。
39mmという使いやすいサイズと、金無垢ならではの重量感、そしてボーマティックムーブメント。
金時計というとかなり高額なイメージを持つ方も多いですが、ブランドによってはまた違った選択肢があります。

ブランドによって、金の見え方も違う
面白いのは、同じゴールドでもブランドによって全然雰囲気が違うことです。
クラシックな時計。
スポーツウォッチ。
ダイバーズウォッチ。
それぞれに金を使うことで、全く違った表情になります。
そしてイエローゴールド、ローズゴールド、レッドゴールドなど、色味によっても印象はかなり変わります。
「金時計」とひと括りにせず、いろいろ腕に乗せてみると、自分に似合うゴールドが見つかると思います。
金無垢時計は今買うべき?
結局ここですよね。
個人的には、
「欲しいモデルが決まっているなら、今一度真剣に検討してもいい。」
と思っています。
理由は金価格が上がっているからだけではありません。
素材そのものに価値があり、時計として楽しめて、長く使うことができる。
そして原材料価格がこれだけ変化している中で、将来も今と同じ時計が同じ条件で買える保証はありません。
だからといって焦って買う必要はありません。
一度実物を見て、腕に乗せて、重さを感じて、
「これを10年後も着けたいか。」
そこまで考えて決める。
高級時計は、そのくらいでいいと思います。
金価格がここまで高くなった今だからこそ、
金無垢時計を改めて見てみる。
そんなタイミングなのかもしれません。
「いつか金無垢を。」
と思っている方は、ぜひWINGで一度実物を腕に乗せてみてください。
写真で見る金と、腕に乗せた金はやっぱり全然違います。
金無垢時計についてよくある質問
Q. 18Kゴールドとは何ですか?
18Kは、全体の75%が金でできた合金です。
純金である24Kより硬度を高めやすく、時計のケースやバックルなど日常的に使用する製品に適しているため、多くの高級時計ブランドで採用されています。
Q. 金価格が上がれば金無垢時計も値上がりしますか?
必ず連動するわけではありません。
ただし、金無垢時計は金を原材料として使用するため、金価格の上昇はメーカーの製造コストに影響する要素の一つになります。
時計本体の価格は、人件費や為替、流通コスト、ブランドの価格戦略なども含めて決まります。
Q. 金無垢時計には資産価値がありますか?
金そのものには素材価値がありますが、時計の中古価格はブランド、モデル、需要、状態などによって大きく変わります。
「金無垢だから必ず購入価格以上になる」
というものではありません。
Q. 金無垢時計は今買うべきですか?
将来の金価格を正確に予測することはできません。
ただ、すでに欲しいモデルが決まっている場合は、現在の金価格や時計ブランドの価格改定を考えながら、早めに実物を確認しておく価値はあると思います。
関連記事
金(18K)時計を着ける理由。
金無垢ならではの重さや魅力を、実際の時計とともに紹介しています。
https://www.wing-rev.co.jp/blogs/staff-blog/%E9%87%9118k%E6%99%82%E8%A8%88%E3%82%92%E7%9D%80%E3%81%91%E3%82%8B%E7%90%86%E7%94%B1
IWCの金無垢時計、揃っています!
ポルトギーゼ、ポートフィノなどIWCの18Kレッドゴールドモデルをご紹介しています。
https://www.wing-rev.co.jp/blogs/staff-blog/iwc%E3%81%AE%E9%87%91%E7%84%A1%E5%9E%A2%E6%99%82%E8%A8%88-%E6%8F%83%E3%81%A3%E3%81%A6%E3%81%84%E3%81%BE%E3%81%99
身に着ける資産!WING金沢店 喜平始めました(金・プラチナ)
時計とは少し違う視点から、「身に着けながら楽しむ金」の魅力を紹介しています。
https://www.wing-rev.co.jp/blogs/staff-blog/wing%E9%87%91%E6%B2%A2%E5%BA%97-%E5%96%9C%E5%B9%B3%E5%A7%8B%E3%82%81%E3%81%BE%E3%81%97%E3%81%9F-%E9%87%91-%E3%83%97%E3%83%A9%E3%83%81%E3%83%8A
ゴールドウォッチを実際に腕に乗せてみてください
ゴールドウォッチは、写真だけでは一番大事なところが伝わりにくい時計だと思います。
色。
輝き。
そして重さ。
WINGではさまざまなブランドのゴールドモデルをご紹介していますので、
「いつかは金無垢を一本。」
と考えている方は、ぜひ一度店頭で腕に乗せてみてください。
自分には派手すぎると思っていた方ほど、
「意外と普通に着けられるな。」
となるかもしれません。