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待望のPANERAI「オリジナルモデル」が復刻!PAM05218 !

スルビエナ エスター/Sulvienna Esther

皆様こんにちは!
パネライ金沢ブティックのエスターです。
今回のブログは非常に特別なモデルをご紹介したいと思います。
それでは早速、本日のブログを始めましょう!

最近、パネライの公式SNSで2025年コレクションの新作ルミノール マリーナミリターレ PAM05218が発表されました! 

一見するとルミノールシリーズの新しい仲間に思われますが、このモデルは実は、パネライが初めて民間市場に進出した時代にルーツを持つ、とっても歴史深いモデルなんです!
パネリスティの皆様ならよくご存じかもしれませんが、パネライは元々イタリア軍用の時計メーカーとして誕生しました。
1910年代から1993年までの間、パネライの時計は軍専用として作られていて市販向けではなかったんです!
でも、1992年に経済危機に直面したことをきっかけに、パネライはついに民間市場への大きな一歩を踏み出しました!

この挑戦を記念して発表されたのが、以下の2つのモデルです:

ルミノール ロゴ(ref.5218-201/A)
マーレ ノストゥルム(ref.5218-301/A)

だけどここで面白い話が…
実は「幻の3つ目モデル」が隠されていました!!
それが、今回のルミノール マリーナミリターレ PAM05218の元となったモデルです!

 

伝説のオリジナル「ルミノール マリーナ」


オリジナルのルミノール マリーナ(ref.5218-202/A) は、イタリア海軍専用として作られた140本限定の超レアモデルです。
ところが、その製造過程で思いもよらない問題が発生しました。

何が起きたのかというと、140本のうち30本の文字盤のインデックスカラーが不揃いになってしまったんです!
原因は、当時の文字盤が真鍮製でニスのコーティングが必要だったのですが、そのニスがトリチウムをベースとした夜光塗料に化学反応を起こしてしまいました。
その結果、本来針の色と同じく薄いベージュであるはずのインデックスが濃いオレンジブラウンに変色してしまったのです🥲

普通なら「これは失敗作だ…」と処理されてしまうところ、なんと時計愛好家たちの間で伝説的な存在に!
そして今回、ついにブティック限定モデルとして一般向けに復刻されることになりました!

進化した現代技術とクラシカルなデザインの融合

オリジナルモデルがブラックPVD加工されたスチール製だったのに対し、ルミノール マリーナ ミリターレ PAM05218は、現代技術によるDLC(ダイヤモンドライクカーボン)コーティングを採用し、優れた硬度と耐傷性を実現しました。
ブラックに仕上がったこの外観は、オリジナルの雰囲気を再現するだけでなく、耐久性にもアップグレードされています。

更に、文字盤にはトリチウムカラーのスーパールミノバを使用することで、当時の事故で生まれたオレンジブラウンの色合いを現代技術で意図的に再現しています。
かつて偶然によって生まれたデザインが、今では最新技術によって再現されていることはとても興味深いですね!

加えて、1993年モデルのデザインを忠実に踏襲し、ストラップには縫い付け式の台形バックルを採用されています。
カーフレザーストラップに取り付けられたこのバックルは取り外しができませんが、交換用としてブラックラバーストラップと別のバックルが付属しており、使い分けをお楽しみ頂けます!

希少モデルならではの購入方法


PAM05218は非常に高い需要があり、なおかつ生産量が限られている為、現在展示されておらず、公式パネライブティックでの申込また選考プロセスを通じてのみ購入が可能です。
詳細については、是非パネライ金沢ブティックまでお気軽にお問い合わせください!
 

【パネライ金沢ブティック】
 営業時間/平日12:00~19:00/土日、祝11:00~19:00
 定休日/水曜日
 TEL:076-204-7747

 

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