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小松店

時計の思い出

横田 弘行

初めて触れた時計『ボンボン時計』

こんにちは、ウイング小松店横田です🐻

今回は、自分の時計との出会いの思い出を振り返ってみました。
初めて時計に触れたのは、多分保育園の年中さんか、年長さん(5歳か6歳・・52年前💦)
だったと思います。家にあった壁掛け時計、通称『ボンボン時計』です。
私が生まれた年におじいちゃんが建てた家だと聞いているので、『ボンボン時計』も
昭和42年(1967年)から家にあったのだと思います。

居間の天井近くの壁に掛けてあった時計。
12時になると『ぼ~ん♪・ぼ~ん♪・ぼ~ん♪……ぼ~ん♪』と、12回
12時30分になると『ぼ~ん♪』と1回鳴るんです🐻
子供心に、夜中に聞こえるその音が何とも言えないくらい怖い音に聞こえていました🐻💦
普段時間を知るにはその時計しかなく、他にはおじいちゃんの応接間(若い人分かるかな💦)
来客が来た時に通す部屋で、その部屋にクオーツの置時計があったような気がします。

『ボンボン時計』は、1967年製・58年前ですからもちろん手巻きでした。
おじちゃんからネジの巻き方を教わった記憶があります。🐻♪
3時と9時の所にねじ巻きを差し込む穴があり、
3時側を5回巻いたら9時側を5回巻く、そんな感じでネジを巻いていたと思います。
振り子があった為か壁から外さず、おじいちゃんか親父に肩車をしてもらいネジを巻いていました。
時間も固定電話で『117』にかけ、カウントダウンに合わせて、人差し指で振り子動かし
時計が『カチッ♪カチッ♪カチィ♪』と、振り子が音を刻みながら動き出す。
動き出した瞬間がとても嬉しかったと記憶しています🐻♪

高校を卒業し就職(昭和60年)で家を出た時も『ボンボン時計』は、時間を刻んでいました。
平成7年に実家を立て直すまで『ボンボン時計』は、時を刻んでいました。
新築の実家には、『ボンボン時計』は無く、クオーツの壁掛け時計がかけられていて、
『ボンボン時計』がどうなったかは親父になぜか聞けませんでした。

自分が生まれたときに家に来た時計。自分と一緒に『時』を、すごしたと思うと何故かその時
『ありがとう、お疲れさまでした』と、言う感情が湧きあがったことを覚えています。

今年で生を受けて『58年』『21,184日』『508,416時間』
いろんなシーンで、色々な時計と『時』をすごし、時計それぞれに、いろんな思い出があります。
自分にとっての記憶のフックが『時計』なのかもしれません。

1992年(25歳)の時、手にした初めての機械式腕時計。ブライトリング・オールドナビタイマー

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