【WING VOICE】Vol.13 セイコー〖SEIKO〗創業145周年。日本の伝統色“江戸紫”をまとった限定モデルが登場
セイコー〖SEIKO〗から、創業145周年を記念した限定モデルが発表されました。

今回のテーマは、
「江戸紫」。
プロスペックス、アストロン、プレザージュ、5スポーツ、ルキア、セイコーセレクションまで、ブランドを横断して全9モデルが登場します。
正直、最初に写真を見た時は、
「かなり紫だな。」
と思いました(笑)。
でも、ただ流行のパープルを使ったわけではなく、今回の色にはちゃんと意味があります。
セイコーは1881年、創業者の服部金太郎が東京・銀座に時計店を開いたところから始まり、今年で145周年。
その東京がまだ「江戸」と呼ばれていた時代に生まれた伝統色、江戸紫を今回のテーマカラーに選んでいます。
昔の日本の色を、現代の時計に落とし込む。
こういう表現は、やっぱりセイコーが上手いですね。
そして全モデルに紫だけではなくゴールドカラーのアクセントが入っていて、145周年らしい少し華やかな仕上がりになっています。
PROSPEX アルピニスト HBC006J

価格:¥130,900(税込)
世界限定7,000本/国内1,000本
まずはアルピニスト。
1959年に誕生したローレル アルピニストをルーツに持つモデルで、39.5mmのケースに、約72時間パワーリザーブの自動巻きキャリバー[6R55]を搭載しています。
今回の紫は少し明るめで、個人的には9本の中でもかなり使いやすそう。
ダイヤルだけではなくレザーストラップのステッチまで紫にしているのも面白く、クラシックなアルピニストに少し色気が加わった感じがあります。
こういう時計、ジャケットにもデニムにも普通に合いそうですね。
PROSPEX スピードタイマー HBJ005P

価格:¥111,100(税込)
世界限定8,000本/国内1,000本
こちらはスピードタイマーのソーラークロノグラフ。
41.4mmのケースに、紫の文字盤とタキメーターベゼル、ブラックのインダイヤルを組み合わせています。
紫と黒だけだとかなりスポーティーですが、針やロゴにゴールドを入れることで、少しヴィンテージ感もある。
今回の江戸紫シリーズの中では、かなり男っぽい一本だと思います。
ASTRON Nexter HAB011J

価格:¥330,000(税込)
世界限定2,000本/国内700本
アストロンからは3モデルが登場します。
まずGPSソーラーモデルの[HAB011J]。
43.3mmのチタンケースにGPSソーラーキャリバー[5X83]を搭載し、デュアルタイムとクロノグラフ機能も備えています。
個人的に今回のアストロンで好きなのが、この文字盤。
単純な紫ではなく、縦方向のグラデー
ションと横方向のパターンを組み合わせて、日が沈んでいく東京の空を表現しています。
これ、実物はかなり綺麗だと思います。
ASTRON Nexter HAD003J/ HAC003J

HAD003J
¥176,000(税込)
国内限定500本

HAC003J
¥165,000(税込)
国内限定500本
同じ江戸紫のアストロンでも、こちらはソーラー電波モデル。
HAD003Jは41.3mm、HAC003Jは36mmと、かなりサイズが違います。
43.3mmのGPSモデルから36mmまで用意する。
同じデザインテーマなのに、腕のサイズや好みに合わせて選べるのはいいですよね。
特に36mmのHAC003Jは、男性が小さめに着けてもいいし、女性にもかなり使いやすそうです。
最近の小径化の流れを考えても、意外とこのサイズが人気出るかもしれません。
PRESAGE カクテルタイム HCB006J

価格:¥80,300(税込)
世界限定6,000本/国内500本
個人的に今回かなり好きなのが、プレザージュです。
モチーフになったのは、銀座「STAR BAR」のオーナー岸 久氏が考案したオリジナルカクテル、
「江戸紫」。
深い紫のダイヤルに放射状のパターンを入れ、ゴールドカラーでカクテルに浮かぶ金箔を表現しています。
さらにGMTまで搭載。
40.5mmのケースに、自動巻きキャリバー[4R34]、約41時間パワーリザーブという仕様です。
8万円台という価格まで考えると、これはかなり魅力がありますね。
ちょっと色気があって、少しクセもある。
でも派手すぎない。
個人的には今回の9本で、かなり上位です。
SEIKO 5 SPORTS HDB003J

価格:¥63,800(税込)
世界限定9,999本/国内999本
5スポーツは人気のSKXシリーズがベース。
42.5mmのケースに自動巻きキャリバー[4R36]を搭載し、深い紫のダイヤルにゴールドのアクセントを組み合わせています。
これは分かりやすく格好良いですね。
カジュアルに使える5スポーツだからこそ、このくらい色を遊んでもいい。
Tシャツやスウェットに合わせて着けたら、かなり良さそうです。
価格も¥63,800。
「限定モデルだけど気軽に使いたい」という人には、一番入りやすい一本かもしれません。
LUKIA Grow HEE004J

価格:¥130,900(税込)
国内限定400本
今回唯一のレディースモデルがルキア。
27.9mmのチタンケースに、深い紫の文字盤、11個のラボグロウン・ダイヤモンドを配置しています。
リューズにも紫色のクリスタルガラスを使っていて、今回のテーマを一番ジュエリーらしく表現したモデルですね。
紫とダイヤモンド。
一歩間違えるとかなり派手になりそうですが、ケースがコンパクトなので意外と上品にまとまっています。
SEIKO SELECTION S SERIES HFL001P

価格:¥83,600(税込)
世界限定4,000本/国内400本
そして最後はこちら。
以前もブログで紹介した、通称「ロトコール」。
1982年に登場したデジタルウォッチを復刻したモデルをベースに、今回はブラックケースとブレスレットに、江戸紫のロータリースイッチを組み合わせています。
これ、やっぱり面白いですね。
他の8本は基本的に文字盤で紫を表現していますが、ロトコールだけはベゼル部分のロータリースイッチに紫を使っている。
黒。
紫。
ゴールド。
かなりクセの強い組み合わせなんですが、この時計ならむしろそれくらいがちょうどいい。
個人的には普通の時計を何本か持っている人の「次の一本」として欲しくなります。
同じ“江戸紫”でも、全部違う。
今回の9モデルを見ていて面白いのは、同じ紫を使っているのに全部同じ時計には見えないところです。
アルピニストは少しクラシック。
スピードタイマーはスポーティー。
アストロンは未来的。
プレザージュは色気がある。
5スポーツはカジュアル。
ロトコールは完全に遊び。
一つのテーマをブランド横断でここまで違う見せ方にできるのは、セイコーという会社の幅の広さだと思います。
機械式もある。
ソーラーもある。
GPSもある。
電波時計もある。
デジタルもある。
それでも全部「セイコー」です。
145周年だからこその“東京”。
セイコーの歴史は1881年の銀座から始まりました。
今回、その145周年に選んだテーマが「江戸紫」というのも、個人的にはかなりいいと思います。
スイスブランドが自分たちの土地や文化を時計に落とし込むように、セイコーには日本の文化を時計にできる強みがあります。
桜。
雪。
山。
海。
そして今回は、色そのもの。
「日本らしい時計」というと和柄や伝統工芸を想像しがちですが、こういう伝統色から表現するのも面白いですね。
全モデル、2026年10月9日(金)発売予定。
9本もあるので、
「どれが一番いい?」
と言われるとかなり迷いますが、個人的にはプレザージュのHCB006J、アルピニストのHBC006J、それとロトコールのHFL001Pが気になります。
特に今回のモデルは、写真と実物で色の印象がかなり変わりそうです。
江戸紫が実際にどんな表情を見せるのか。
これはぜひ店頭で見比べていただきたいですね。